肉球はどんなときに注意すべき?気をつけたい肉球の状態と正しいケア

今回はリクエストをいただいた肉球についてのお勉強です。

ももきちは少し前からずっと、肉球と肉球の間が真っ赤になってしまいがちで、病院から消毒薬的な薬を処方されているので、1日に何回か顔を拭き取るのと同じタイミングで肉球と肉球の間を拭き取っています。

そんな中いただいた「肉球のことについてもっと知りたいです」のリクエスト。確かにももきちも肉球と肉球の間の皮膚にばかり気を取られていましたが、肉球はカサカサなことが多かったりして、、、

調べてみると肉球はクッションの役割もしていますが、感覚が鋭い部分でもあるそうです。

さらには体温調節する場所でもあるので呼吸な苦手な子が多いフレブルだからこそ、炎症が起きやすい場所でもあり、ケガやアレルギーの可能性、さらにはもしもヘルニアの症状があって麻痺やしびれがある場合に手足先を舐めることも多いため、愛犬の異常に気づくための大切な部分でもあるんですね。

今回は「このカサカサは?肉球はどんなものなら注意した方がいいの?」を勉強しました!

目次

肉球はこんなところに注意!
1.肉球と肉球の間の皮膚

ここはももきちがずっと悩んでいる場所でありますが、どうやら特にフレブルはここに炎症起こす子がとても多いとのこと。

ここが赤くなっていたら注意しましょう。あまりにひどい場合は皮膚疾患が起きていることもあるそうです。

汗をかかない犬にとって肉球は汗をかく代わりに体温調節をする場所でもあるので、皮膚にトラブルが起きている場合はここにも炎症が起きやすくなります。

ももきちは手を舐めていることも多く、見てみるとよく舐めるところは肉球と肉球の間の皮膚のところが真っ赤になっているんです。

2.肉球
<乾燥>

肉球のカサカサは、実はお散歩が好きで張り切って歩く子はカサカサと硬くなる子が多いのでそれほど心配しなくてもいいそうです(ももきちはタイヤ引きくらい張り切って歩く派です笑)

ただし、もともと柔らかかったのに急にカサカサになっていたら注意が必要なので気になったら病院に!

<色が薄くなった!>

肉球の色がピンクから黒になるなど、薄い色から濃い色になるのは成長や色素沈着なので問題ないのですが、反対に濃い色だったのが薄い色になった場合は注意しましょう。

もしも循環器に異常がある場合、血行が悪くなって色が薄くなっていることもあるそうです。

<冷たい>

4本のうち1本だけ冷たいなどの場合も注意が必要です。すぐにあったかくなれば問題ないのですが、冷たいままの場合は血栓が起きていることも考えられるそうです。

肉球からわかる皮膚疾患・指間炎

肉球や指の間に炎症が起こって、赤くなって腫れたり、怪我ぬけたり、化膿してしまうことを「指間炎」と言います。

この炎症の一番の原因は皮膚のアレルギー。

肉球の間の細菌が増えたり、ダニ、ケガなどによって炎症が起こってしまうので、足を舐めていたり、足を洗って濡れたまま放置している場合などで起こることがあるので注意しないといけませんね。

肉球を守るためにできるケア
1.肉球と肉球の間
  • こまめな消毒
  • 濡れたままにしない
  • 肉球と肉球の間の毛が伸びていたら切る(滑り止め効果も)
2.肉球
  • 散歩後や日々のシャンプーで洗いすぎている可能性もあるので適度に。
  • 夏場のアスファルトでの火傷も注意!
  • 爪のお手入れ:爪が長いと肉球を傷つけてしまうことも!
  • 部屋をキレイに保つことも大切
  • 肉球保護クリームを塗る
まとめ

ももきちは小さい頃、鼻の穴を広げ、軟口蓋過長症の手術もするほど「呼吸」が苦手だったので、体温調節がうまくできず、顔を真っ赤にしていることが多い子でした。

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そのため今も、肉球と肉球の間の炎症、顔のひだのところの炎症、さらには外耳炎など、体の熱がこもってしまうからこそ起きてしまう炎症があります。

だけど最近は病院からの薬と定期検診、そして手術もありだいぶ改善されてきています。

その理由の一つとして、このサイトを通して学んだ日々のももきちのお手入れの時間を増やしたことも大きいかなと思っているんです。

お散歩終わりにはももきちを抱っこして、病院の薬で足と顔を消毒します。朝は蒸しタオルを用意して、ももきちの体を拭きながらスキンシップを取っています。

そんな時間を作ると、日々のももきちの変化にも気づきやすくなり、さらにはももきちも小さい頃より甘えてくれるようになってきました。

フレブルは呼吸が苦手な子が多いから、皮膚病には注意しなければいけないし、手がかかるとよく言いますよね。

私も実際にももきちを迎えてみて、昔飼ってたシェルティやチワワと比べても圧倒的に日々のケアの時間含めて、手がかかるなぁと思うこともあります。

だけどその分、こうして愛犬のことを学んだり、学んだことを実践してももきちと向き合う時間を増やしたり、さらには病院で先生に相談してアドバイスをもらったり。

そんな工夫の中でももきちが元気になったり、炎症がおさまったり、呼吸がしやすそうだったり、顔が赤くならなかったり、「良い変化」を見ると「一緒に頑張ってよかったね!」と本当に嬉しくなります。

フレブルは手がかかる犬種。

でもだからこそ「一緒に生きていくことは大変だけどその分楽しいことたくさんあるよね!」を教えてくれる大切な存在なんだなぁと思います。

こうして書いている今も、彼はごはんを食べてお腹がいっぱいで、いびきをかいてよく眠っています。

お散歩の時間になれば全身で喜んで嬉しそうに張り切って歩きます。

彼と一緒に生きていくことの楽しさを、きっとこのケアの時間が教えてくれるのかもしれないですね。