「ももきちってすごい顔を見るよね」の発見!!

ももきちと一緒にいるときに、友達から言われたことがある。

「ももきちってすごい顔を見るよね」

確かに普段よくももきちと目が合う。

私がこっそりももきちを見ようとしていても爆睡しているとき以外は、私が動けば合わせて彼も動くので目が合う。
トイレに立てばトイレまでついてくるし、でもドアの前でべったり待つこともあるけど基本一旦リビングに戻って待つ。
話しかければ首をかしげて一生懸命聞こうとしてくれているし、反応もしてくれる。

でもそれだけじゃないとふと思った。

ももきちは私たちをよく見ていて、「今何をする時間か」と空気を読んでいるように感じるのだ。

その証拠に、私たちがソファにいるときには無理やりおもちゃを持ってきたりしない。
きっと彼の中でソファはまったりする場所なのだ。
だからソファにいるときはおしりをくっつけてきたり、ごはんやおやつもらえると期待したりして並んで座ったり、待ち疲れたら1人でフローリングやソファの下で寝る。

キッチンにいればキッチンの入口できゅうりやトマトのおこぼれを期待して待っている。

でも、私たちがフローリングに座り込んだときは「遊ぼうってことだね!!」と、はりきっておもちゃを持ってきて誘ってくる。

私はその瞬間がたまらなく愛おしくて、朝はお散歩に行けなくても庭にでたり、フローリングで遊んだり、集中してももきちと一緒に過ごす時間を朝は必ず最低30分は作るようにした。

一緒に遊ぶ時にはスマホしながらとかじゃなくて、ももきちの目を見てちゃんと遊ぼうと決めた。
在宅だからこそ、そうやって休憩時間を作ることは私自身のためにも良い。
ももきちが映り込んでくれるリモートでのミーティングは、映り込むことで空気がやわらかくなることだって増えた。

最近ももきちは一人で異常なくらい肉球を舐めていることがあって、見つけるたびに「NO!」と叱ってできたら褒めてを繰り返していたけどあまり効果がなかった。
そこで叱るのをやめて横になって視点を合わせて名前を呼んでみると、嬉しそうにかけよって、一生懸命顔を舐めてくれる。
きっとももきちなりに甘えたかったのかもしれない。
それに気づかなければ、ももきちの変化を見落として自分の願う理想を押し付けて、彼の願いを叶えることはできなかったかもしれない。

いつもももきちに「ももきちのためにしてあげられること」を考えてきたけど、ももきちは私たちが気づかないくらいさりげなく、でも一生懸命私たちの様子を伺って、空気を読んできた。

ふとそれに気づいたときに、少しでも彼が喜ぶ瞬間を増やしてあげたいと思った。

このサイトもそうだけど、ももきちのために勉強する時間はとても大切。
でもそれと同じくらいももきちのことをちゃんと見て、目で会話をしようとすることの方がきっとずっと大切なんだ。

どちらかが一方的ではきっとよくないんだよなぁ、なんてことを考えた夏の日でした。