ももきちが来てからもあったペットロスと立ち直れた理由
目次
1.ももきちの前に飼っていたチワワのちっぷとの話
ももきちの前に実家で飼っていたチワワのちっぷ。
ちっぷは突然脳炎のような症状が出て、ずっと右回転し続けて、ベロも動かなくなった。
その結果、1日2回の食事を注射器でつきっきりであげたり、毎週末通院したり、水も上手に飲めないから脱水症状にならないように小さい氷を少しとかしてあげたりもしてた。
大変だったけれど、だからこそ私は毎晩眠る時は布団に入ってきてくれるちっぷに、気持ちを伝えることにした。
「ちっぷは世界で一番かわいくて、世界で一番やさしい子だよ。大好きだよ〜」
本当に不思議なんだけど、その間ちっぷは動きを止めて話を聞いてくれて、「おやすみ」と言った瞬間、私の腕を枕にして眠ってくれるので「聞いてくれてありがとう」とも言っていた。
2.ももきちが来てからのペットロス
ちっぷが亡くなってペットロスのあと、旦那が引き寄せてくれたももきちとの出会い。
(詳しくは「hello! FRiENDS BULLとは|愛犬「ももきち」物語」や「ももきちとちっぷとペットロス」の記事をご覧ください)
「ももきちを幸せにする!!」と思いながらも、実はしばらくは
・病院に行くと思い出してしまう
・ももきちに「世界で一番大好きだよ」が言えない
ができずにいた。
同じ病院ではないけれど、待合室、血液検査、体重測定などちっぷを重ねてしまって、「ももきちも病気になっちゃうんじゃないか」と、必要以上に不安になってしまって怖かった。
だからももきちの病院のときには、コロナで入場人数に制限があったこともあり、私はいつも駐車場でももきちと旦那の帰りを待ち続けた。
ももきちとは別々に眠っているけれど、「世界で一番大好きだよ〜」と今ももきちに言うことで、ちっぷを上書きしてしまうのではないかと考えてしまうので、気軽にももきちに言うことができなかった。
ペットロスは「ももきちを迎えて解決!」ではなく、思っている以上に奥深いものでした。
3.ももきちが変えてくれたこと
ももきちは去勢手術や鼻腔狭窄症、軟口蓋過長症と手術を2回頑張ってくれた。
手術の日はももきちを預けて病院を出るときには「よろしくお願いします!」というだけで泣きそうになるくらい不安だった。
でも、ももきちはいつも少し巻いて予定より早い時間に元気になって、私たちのお迎えを待っていてくれた。
そんなときにあった去年のももきちの混合ワクチン副反応。
そのとき、ももきちがどんな症状を持っていて、どんなワクチンなのかはもちろん、これまでの手術も手術内容さえちゃんと理解しきれていないままだったことに気づいて、ハッとした。
「ももきちは小さい体でこんなに頑張っているのに向き合わないなんて情けなすぎる」
そこからこのサイトが生まれ、気がつけば病院に私が行くようになり、先生に積極的に話を聞くようになった。なんとなく聞くことと「ちゃんと理解しよう!」と聞くのとではやっぱり全然違うことを知った。
私たちが選んだ病院は、すごく丁寧に時間をかけてももきちのことや病気のことを話してくれる。スタッフの人たちも「ももちゃん」と診察室を覗き込んでくれることもあったりして、ももきちは病院のことが今でも大好きでルンルンで出かけて行く。
ちっぷは実家で飼っていたこともあって、母親が話を聞いて一緒に判断してきたように思う。
でもももきちは自分たちで全て選んでいく必要があって、私たちが何を選ぶかでももきちを楽にさせてあげることも、苦しませることにもなってしまう。
だからこそ、一つ一つももきちと向き合って、病院と向き合って、納得して選んでいきたいし、もうももきちを苦しませたくない。
私はきっと自分だけを守っていて、殻に閉じこもるようにしてももきちと向き合えていなかったのかもしれない。
でも殻をやぶってみると案外全然大丈夫で、新しい世界が広がっていることを知った。
さらにそれだけじゃなくて、ももきちとの毎日の中にもちゃんとちっぷと一緒に頑張った経験が財産になって、判断基準や知識の一つになっていることも知った。
ふと、それでいいんだと思えた。
いつまでもちっぷにこだわりすぎていることは、ちっぷものぞんでいないと思うし、何よりもももきちに対して失礼だ。
4.ももきちが受け止めてくれた気がしたこと
ももきちに対しての接し方が少しずつ変わって、「世界で一番大好きだよ〜」もちゃんと伝えられるようになった今、ふと思う。
私がももきちと向き合うようになって、ももきちは思い切り甘えるようになった。
私が寝転んでいれば口を舐めて、おしりをくっつけてまったりするようになった。
車の中、待合室など、ももきちが少し緊張するときには私の膝の上に立つようになった(座ってはいないので私的には重さが4点集中で辛い笑)
旦那に対しても、口を舐めるようになったし、「ももきちただいま〜」と話しかけることで全身で「おかえり」を伝えてくれるようになった。
きっとこんな風にももきちと向き合って、お互い向き合って絆になっていくのかもしれない。
人間も同じだ。
心を見せないと心は返ってこない。
信頼関係を作るには、やはり向き合って心通わせることが大事なのだ。
ももきちに対していつも正解を選べるわけではない。
だけどどんなことがあっても、ももきちとしっかり向き合っていたい。
病院でしっかり相談して、自分でも勉強していきたい。
ももきちが少しでも幸せな人生を歩めるように。
さて、ももきちの散歩に行こう。
少し前の猛暑に比べると少し涼しくなったから、ももきちははりきって歩いて行く。
抱っこもするから合図してね。
頑張りすぎないで、お互い気分転換して、楽しんで生きていこうね。
でもやっぱり、守っているようでももきちに守られていて、支えるようで支えられているのだ。