犬がリボンをつける意味!イエローリボン、ブルーリボン、レッドリボンを学ぶ
皆さんは黄色いリボンや、青いリボン、赤いリボンを知っていますか?
今回BULUBULUさんと「一緒に盛り上げましょう!」というステキなきっかけでいろいろ盛り上がっているときに「イエローリボンとブルーリボンについてしっかり学びたい!」というお話がありました。
そのときに、お散歩で出会うあの子のことが浮かんだのです。
その子は保護犬で「目が見えません」と黄色いタグに書いてありました。
そう。私はそれまでリボンの色の活動があることを知りませんでした。
そしてイエローリボンだけではなく、ブルーリボンや赤いリボンの活動があること、特にイエローリボンについてはスウェーデン発祥のものだということを知りました。
まだまだ認知度が低いこのプロジェクト。
少しでも力になれたらと、学びます!
こちらの勉強ノートは1週間限定で無料配布プレゼント中!!
<PDFデータ>
目次
イエローリボンプロジェクト
イエローリボンプロジェクトとは、お散歩やふれあいが苦手な子たちへ周囲が配慮できるよう、黄色いリボン(バンダナなど黄色いアイテム)を付けて知らせるというプロジェクトです。
人間に個性があるように、犬にも個性がありますよね。
少し離れた場所でゆっくり過ごしたい子や、触られたりコミュニケーションが苦手な子、配慮が必要な子など様々な個性があります。
いろいろな個性の上でお互いが安全に過ごせるように黄色いリボンを通して「そっとしておいてね」の認識を広めようというのがこのプロジェクトなのです。
イエローリボンをつける場合には様々な個性があります。
- 病気やケガがある
- 犬や人が苦手
- 吠えてしまう
- ゆっくり散歩したい
- 健康上の理由(トレーニング、治療中、体が不自由など)
リボンには「人が苦手です」や「病気です」などの理由を知らせるメッセージが書いてあるなど、配慮が必要なことを「相手に伝える」ためのリボンなのです。
読めるくらいまで近づくことが苦手だからこそ、目立たせて相手に伝えるための黄色なのです。
また、最近では大きいバッジ、ワッペン、タグなど様々な形に広がっています。
リボンをつけている子と会ったとき
お散歩やお出かけのときに出会った子が黄色いサインをつけていないかを必ず確認することが何よりも大切ですね。
もしも黄色いサインがあった場合、下記の配慮をしてあげましょう。
- 自分の愛犬含めて無理に近づいたり触らない
- 犬にとっては目が合うのは攻撃のサインになることも!じっと見つめない
- 大きな声や音が怖い子も!音量に配慮する
- 距離をあけてあげる
「お互いが」加害者になるなどのトラブルを避けることにもつながるための配慮なのです。
リボンをつけるとき
「もしかしてうちの子イエローリボンつけた方がいいのかも」と悩んだ場合、特に「ここのイエローリボンをつける!」などの決まりはありません。
今はリードにつけるタグや、首輪、バッジ、ワッペン、ヘアゴムタイプ、キーホルダーなど様々な形での「サイン」があるので、愛犬に合うものを飼い主が自由に選ぶことができます。
ただし、犬とってはお散歩など外に出ることで人間を含めた社会で生きていくために、コミュニケーションを学ぶことも大切なこと。
サインをつけることで解決ではなく、サインを活用しながらゆっくり愛犬と一緒にトレーニングを続けることも飼い主がしてあげられる大切なことですね。
実は2012年のスウェーデン発祥
黄色いリボンを広める「イエロードッグプロジェクト」は2012年にスウェーデンで生まれたことがきっかけです。
スウェーデンの学者が人や犬に対して吠えてストレスを抱えていたり、強い興味を示している子がサインをつけていることを知ったところから生まれました。
その後世界中に「イエロードッグプロジェクト」として広がり、日本でも広がっていますがまだまだ認知度が低いことも現状です。
日本では「みんなのイエロードッグプロジェクト」さんが活動されていて、公式ショップで購入されると収益が全額周知活動に使われるようです。
このプロジェクトをはじめた「みち」さんが、こちらの記事で発足理由などについてお話してくださっている記事も是非ご覧ください。
ブルーリボンはアレルギーのサイン
西日本を中心にSNSでは「アレルギーがあるからおやつなどをあげないでね」を知らせる青いリボン活動が広がっています。
ドッグランやイベント会場などで会った子が青いリボンやサインをつけていたら、おやつなどはあげない配慮をしてあげましょう。
10/4と11/1は赤いリボンの日
10月4日の世界動物の日、そして11月1日の犬の日が赤いリボンの日だということ、ご存知ですか?
私も今回学ぶまで知らなかったのですが、赤いリボンは繁殖工場などでの悪質な環境がなくなることを願い、保護犬、保護猫を新しいペットを迎えるときの選択肢のひとつにしましょうという運動です。
詳しくはコチラをご覧くださいね。
まとめ
個人的には、サインをつけていないけれども離れていたいであろうワンちゃんに出会うことが度々あります。
以前仲良しのお散歩友だちのママさんと一緒に歩いているときに、遠くからそのワンちゃんと飼い主さんが来たときがあります。
私自身はついつい「配慮 = 黙って遠くをももきちと通り過ぎること」と思っていたのですが、そのママさんは笑顔でその飼い主さんに会釈していました。
その姿を今回思い出し、サインを知ることで近づかないことだけではない、飼い主への配慮もあるのだと気付かされました。
相手を思いやることには100%なんてなくて、日々勉強ですね。
わが家のももきちは特に激しく挨拶してしまいがち。
イエロードッグだけではなく、お互いが気持ちよく、楽しく散歩やお出かけを楽しめるよう、配慮しあいたいですね。