ガンコな大人の世話をしてくれるももきちとのひび
仕事量にはみんな波がある。
私のような基本在宅フリーランスの場合、仕事に加え、家事とももきちの世話を上手に優先順位つけてこなしていく必要がある。
世間のフリーランスの方々、どうやってバランスを取っているのだろう。
今、少しボリューム多めなお仕事をいただいていて、特に今回はデザイン以外でも頭を使う時間が多く、ついつい集中しがち。
そんなとき決まって私は余裕がなくなる。
昔からわかっている私の悪いクセなのだ。
「大人なんだから」と言い聞かせて、見事に変わらずにここまで大人続けてる。
普段は寝室にある私の仕事スペース。
最近は節電のためにももきちがいるリビングで一緒に過ごしている。
普段眠るときは1人でケージで過ごすももきちも、ごはんを食べて2時間後以降はケージフリーに。
でもだからこそ、なかなかオンオフが切り替えられずに時間があれば作業してしまえる環境になってしまった。
先日の夕方、それはそれはとても集中した時間があって、何件かあったタスクを華麗にこなし頭フル回転だった。
しかし洗濯物取り込むとか、夕ごはん作りとかいろいろな家事のタスクもまだ残っていて、残り作業時間を考えて焦り出していた頃、ももきちが目を覚ました。
顔をかいたり、手を舐めたり、トイレできたよアピールしてきたりと「遊んで!」を彼なりに少し我慢しつつ伝えてくる。
悪いクセが出ている私の場合「よし!あそぼ!」なんて言えるわけもなく、怒ってみたり「お願い!もう少し仕事させて」と伝えるだけだ。
優しいももきちは少しアピールしてダメだとわかるとまた静かに眠り始めてくれる。
この日は旦那が夕ごはんを作り始めてくれた。
私はキリが良いところまで終えてパソコンを片付けて、ソファから降りて床に座り込む。
するとももきちはいつも決まって、おもちゃを持ってきたり、嬉しそうに近づいてくっついてきたりと甘えてくる。
「先にお散歩行っちゃおうか!」と、3人でお散歩に行き、クールダウンがてらそのままももきちとグダグダ過ごす。
私はももきちの隣に横になってスマホを見ていた。
ももきちはパンティングがなかなかおさまらない。
「いつもよりは涼しいかな〜って思ったけど暑かったかー!」
なんて話しかけながら考えていて気づいた。
疲れてるはずのももきちが、一生懸命おもちゃを持ってきてまた甘えてきてた。
やっとハッとして、スマホを置いてももきちに謝った。
「ごめんね、ももきち。ありがとう。一緒にあそぼっか♡」
ももきちは嬉しそうに張り切って、おもちゃを引っ張れとアピールしてくる。
パンティングおさまらないから、時々休憩がてらももきちの体を撫でた。
ももきちはそれでも対して休まずに何度も何度もいろんなおもちゃを出してきた。
ももきちは大人だなぁ。
ももきちみたいに大きな心を持ちたい。
甘えるときちゃんと甘えられて。
甘えちゃダメなときはそっと静かに見守り、
疲れてそうなら笑わせようとして、
一生懸命その瞬間を楽しもうとする。
時々無茶して、
結果白目で夕飯の時間になっても爆睡してたりする。
「ごめんね」と言えば口舐めてきてくれる。
昨日は私が夜突然気持ち悪くなり、お散歩は旦那とももきちで行ってくれた。
するとあんなにお散歩大好きなももきちが、歩かなかったらしい。
両足踏ん張って「待ってるんだ!1人いないよ!」と動かなかったらしい。
「俺だけだとだいたいこうなるんだよ〜。。。おかげで途中まで抱っこですよ」と旦那が困って笑う。
相変わらずパンティングしているももきちに「明日は3人で行こうね」と伝えると、嬉しそうに顔を舐めて、またおもちゃを持ってくる。
犬は不思議だ。
きっとこんな風に愛情をまっすぐ見せてくれることで、私たちにとってもより一層大切な存在になっていって、絆ができていく。
ペットとか、犬とか、家族とか、なんだかそういうのでもない本当に特別な存在。
「犬の世話」をしているようで、そんなことないなぁと日々思う。
私もももきちに「世話」してもらってるのだ。
教えてもらうことばかりなのだ。
そうやって、支え合っているんだなぁ。
「少しでもももきちと一緒に、笑顔でいられる日が多くあるように」
それはきっと自分の心がけと「気づくこと」次第で、大きく変わるかもしれないな。