猛暑を乗り切ろう!蒸れやすいフレブルの夏の蒸れ対策完全ガイド
「フレブルオーナーは知っておきたい!冷却アイテムを使い分けて効果的に熱を逃がす方法」が大反響!
この中でご紹介した「水で濡らす+風をあてる = 人間が汗をかくのと同じ気化熱ができあがって効果的に冷やせる」という、「#水と風の気化熱大作戦!」
実際に試して「すぐにパンティングがおさまった!!」という声もたくさん届きました。うれしい!!ありがとうございます!!
しかし、水と風の気化熱大作戦には「濡れたら乾かさないとフレブルは蒸れも大敵!」という注意点もあり、今回は「猛暑を乗り越えよう!」シリーズ第2弾として、気化熱大作戦と合わせて取り入れたい夏の蒸れ対策を学びます。
上手に猛暑を乗り越えましょうね🤝
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目次
フレブルと蒸れ
フレンチブルドッグは短頭種で体温調整が苦手な上、特に顔にしわが多くあるので、どうしても湿気がこもりやすく、蒸れから皮膚トラブルにつながりやすくなってしまいます。
なぜフレブルが蒸れに弱いのか
フレブルが蒸れに弱い理由はフレブル特有の特徴が重なることによるものなのです。
つまり
- 体温調整が苦手で体に熱がこもりやすい
- しわが多く毛が密集している
- 皮膚を保護して潤いを保つための皮脂の分泌が活発(しかも皮脂は湿気が大好き!)
というトリプルパンチな状況に高温多湿の気候が重なることで、夏になると皮膚が呼吸しにくくなり、湿気がこもりやすくなってしまいます。
これこそが暑さ以外でフレブルを悩ませる蒸れの理由なのです。
特に蒸れやすい場所はどこ?
フレブルの体の中で蒸れやすい場所は通気性が悪いところ中心です。
- 顔のしわ:皮脂が溜まりやすい
- 首周り:皮膚が重なりやすいので通気性が悪い
- 脇の下:皮膚が重なりやすいので通気性が悪い
- お腹周り:通気性が悪い
- 尻尾の付け根:毛が密集していて通気性が悪い
蒸れることでどんなことが起きるの?
ももきちが毎年悩むことでもあるのですが、蒸れることで
- 赤くなる
- かゆい
- 掻きこわすことで傷になる
- 湿疹
- 感染症のリスクが高まる
といった皮膚トラブルにつながってしまうので、特に夏場は注意が必要ですね。
蒸れとの戦いに勝つための対策
フレブルが蒸れやすいのも、夏の高温多湿も仕方ないこと。だからこそ、私たちがしてあげられる日々のケアは「なぜこのケアが必要なのか」をしっかり理解した上で続けることが大事ですね。
蒸れの戦いに勝つために大切なポイントは5つ!
- 濡れたら乾かす!
- 皮膚にこもりやすい皮脂、汚れを取り除いてキレイに
- ブラッシングで皮膚の通気性を良くして湿気と汚れを取り除く!
- 保湿で皮膚をバリアする!
- 適切なシャンプーで皮膚を清潔に!
それぞれ詳しく見ていきましょう!
濡れたら乾かす!
蒸れが大敵なフレブルにとって「気化熱大作戦」含めて濡れた体を放置することは、湿気と蒸れを引き起こすことになってしまいます。
- 濡らすと冷たいタオルや洋服は出来ればすぐに乾く速乾性のあるものを選ぶ
- 濡らすケアをしたあとは乾いたもので拭き取ってあげる
「体の熱を逃がす」ことに頭がいきがちなので、特にここは注意してあげたいですね。
皮膚にこもりやすい皮脂、汚れを取り除いてキレイに
皮脂や汚れが皮膚にたまってしまうと細菌が繁殖しやすくなってしまいます。怖い。。。
そのため、皮脂や汚れはこまめに拭き取ることを心がけましょう。
- 常温の水で濡らして絞ったタオルや、ウェットティッシュなどを使って拭き取る
ももきちはウェットティッシュで顔のしわとしわの間を拭き取ると、一日に何度も拭き取っていても茶色くなることも!
うちは特にしわとしわが深いので、病院で「ヒビテン」という消毒薬を処方してもらっていて薄めて使って拭き取っています。
ブラッシングで皮膚の通気性を良くして湿気と汚れを取り除く!
夏は「ブラッシングが大事!」とよく聞きますが、これは毛の間にこもってしまった湿気を取り除いて、皮膚の通気を良くするためにとても重要です。
また、皮脂の分泌が活発なフレブルは皮脂もしわとしわの間に偏りやすいので、ブラッシングをすることで本来の役割である皮膚バリア機能として効果的に皮脂を広げられるのです。
さらにブラッシングにはゴミや汚れを取って新陳代謝をあげる効果もあるので、毎日こまめに取り入れてあげたいですね。
- 毛並みに沿ってブラッシングする
- 優しく撫でるようにブラッシングする
- 毎日10分程度コミュニケーションの時間として撫でる
保湿で皮膚をバリアする!
夏は湿気はもちろんですが、普段過ごすクーラーの効いた部屋は乾燥しがち。
保湿ケアをすることで皮膚のバリア機能を強化して、かゆみや炎症を防いだり、水分バランスを整える効果もあるのです。
特に肉球は夏の温度が高いアスファルトに直接触れるので乾燥しやすく、乾燥はひび割れの原因となってしまうので肉球は反対に保湿ケアが重要です。
保湿スプレーやフォームなど、夏でも忘れずに取り入れていきましょう。
適切なシャンプーで皮膚を清潔に!
汚れや余分な皮脂を取り除いて清潔に皮膚を保つために欠かせないシャンプーも、月に2回、2週間に一度くらいの頻度でしっかりケアしてあげましょう。
- お湯は35~36℃のぬるま湯で
- しわとしわの間もシャンプー使ってしっかり洗う
- 低い温度設定のドライヤーでしっかり乾かす
- ドライヤーが苦手な子はタオルやサーキュレーターなども上手に使おう
うちもチワワを飼っていたときにはついつい「夏だしすぐ乾くでしょ!」と思ってしまっていましたが、蒸れ大敵のフレブルは「絶対に乾かすぞ!」という意識で、しっかりと水分を取ってあげましょう。
まとめ
- 体温調整が苦手で体に熱がこもりやすい
- しわが多く毛が密集している
- 皮膚を保護して潤いを保つための皮脂の分泌が活発(しかも皮脂は湿気が大好き!)
▶だからこそ高温多湿な夏はフレブルにとって蒸れやすい季節!
しかも蒸れることで
- かゆい▶掻く▶掻き壊す▶傷になる▶炎症が起きる
と悪循環に陥りやすい
だから!
- 濡れたら乾かす!
- 皮膚にこもりやすい皮脂、汚れを取り除いてキレイに
- ブラッシングで皮膚の通気性を良くして湿気と汚れを取り除く!
- 保湿で皮膚をバリアする!
- 適切なシャンプーで皮膚を清潔に
で飼い主がケアしてあげることで、フレブルは少しでもストレスなく夏を乗り越えられる!!
のですね。
ももきちくんは毎年悩んでいる顔周りのしわとしわの間の炎症。
病院からは「思い出したとき、一日に何度も拭き取ってあげてくださいね。そこはものすごい脂性と思ってください」と言われています。
少し前は顔のかゆみから炎症が起きて顔が真っ赤になるトラブルで病院に通ったことも。。。
振り返ると
- 濡れたら乾かす
- ブラッシング
- 保湿
を丁寧にできていなかったことに気づきました。
なぜそのケアをするのか理解することで、毎日のケアも丁寧に続けられる気がしますね。
特に夏場は散歩にあまり行けなかったりで、コミュニケーションの時間も減りがち。
コミュニケーションの時間として、愛犬と向き合ってケアする時間として、毎日に取り入れていこうと思います。