黒い爪のももきちでも切れた!家で上手に爪を切るコツ!
これまでずっと恐る恐るしていたことがあります。
それはももきちの爪切りです。
病院など専門の人にお願いしていたのですが、家で切れたらとても楽。。。
でも、ももきちの爪は黒いからどこまで切っていいのかわからなくて怖い。。。
インスタでも同じように悩んでいる飼い主さんが多い様子。
なので今回は!「爪切り」について学んで、実際に黒い爪のももきちで試して「できた!」になったものをご紹介!
切る目安、黒い爪でも切るべきところだけを上手に切るコツ、そもそもの爪の役割までまとめますので、是非最後までご覧くださいね!
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目次
まずは爪の構造を知ろう!
爪切りをする上でまず理解しておきたいのは爪がどんな構造で成り立っているのかですよね。
普通の爪の横の親指的なところにある長めの爪や、血管まで、くわしく見ていきましょう。
フレブルは前足に5本、後ろ足に4本の爪があります。
前足の親指の位置にある爪を「狼爪(ろうそう)」といい、特に狼爪は地面に触れることがないので自然に削れることはなく、私たちが定期的にケアをしてあげる必要があるのです。
そして狼爪含めた犬の爪は下記のような構造で成り立っています。
爪切りをする上で切るべきは「真皮まで」となり、それより深く切ってしまうと愛犬にとっては痛みを感じてしまうのです。
正しい爪切りを学ぶ!
構造がわかった上で爪を切るタイミングや、切るべきところだけを切るコツ、爪切りをしないとどうなるの?までを学んでいきましょう!
爪切りに大事なのはこの4つ!
- 爪を切るタイミングや目安を知りたい
- 黒い爪のももきちでも切れた!どこまで切るかはこれでわかる!
- 爪切り苦手なももきちもできた!爪切りに大事な「保定」
- もしも血が出ちゃったらこんな対策を!
それぞれ学んでいきましょう!
爪を切るタイミングや目安を知りたい!
爪切りのタイミングは愛犬のお散歩の仕方でも変わってくるので、日にちよりも長さを目安にします。
グイグイ引っ張る子やよく歩く子は、散歩中のアスファルトなどで爪が自然に削れるので爪切りの頻度は少なく、反対に運動量が少ない子やゆっくり歩く子は爪が伸びやすいのでこまめにチェックしましょう。
爪切りのサインは下記が目安です。
- 歩いている時にカチカチ音がする
- 歩きにくそう
- 爪が引っかかってしまう
- 爪が肉球に食い込んでしまっている
- 爪が割れて床などに落ちている
<狼爪の場合のサイン>
狼爪は地面につかないので自然に削れることがないため、こまめにチェックしましょう。
- 爪が巻き込み始めている
- 爪の先が皮膚に近づいてしまっている
黒い爪のももきちでも切れた!どこまで切るかはこれでわかる!
実際にInstagramでも
- 爪が黒いのでなかなか自分で爪を切るのが怖いです
- 真っ黒だから切りにくい💦切れない
- 黒くて血管が見えずどこまで切っていいのかわからない!
という黒い爪のフレブルオーナーさんからのお悩みも届いたくらい、爪切りは血管切ってしまってトラウマにさせてしまいそうで怖いもの。。
また黒い爪ではなくても
- 狼爪が短くしきれなぁーい!
というお悩みも届きました。
今回はそんな血管が見えない黒い爪はもちろん、白い爪でも狼爪でも「どこまで切っていいのか」問題を解決すべく、わかりやすかった方法を実際にももきちに試してみました!
ちなみにこのコツは普通の爪も狼爪も同じ方法。
ももきちの狼爪切りで試して「本当だ!これか!」とわかりやすく切る切ることができて、とっても感動した方法をご紹介します。
断面の中央に濃い色が出てきたらその時点で短くするのをやめて角を丸く整える!
というのが一つの目安なんです。
これを意識して実際に試してみた詳細をお伝えしますね!
ももきちの爪切りを実際に試してみた!
<ももきちの特徴>
お散歩グイグイ系
→ 普通の爪は自然に削れてるが削れたいびつな爪で顔を掻いて傷つけてしまいがち
<ももきちの爪切りの目的>
- 自然に削れない狼爪を家で上手に切りたい
- いびつに自然に削れる爪の角を丸く整えたい
<選んで使った道具と感想>
爪切り:ニッパータイプ
爪切りは穴が丸くあいたギロチンタイプもありますが、なんとなくギロチンタイプは使うのが怖かったのでわが家はニッパータイプを購入。
でもどうやら切りやすいのはギロチンタイプのようですね!
実際にInstagramでも「ZANがおすすめ!」と教えていただいたものがギロチンタイプでした。
角取り:ライト付き電動ヤスリ
爪を丸くするために&長さを整えるために使えるかも!と、こちらもInstagramでおすすめしてもらった電動ヤスリを購入していたので使いました。
ちなみに電動ヤスリにライトがついていて、黒い爪はライトをあてると血管が見えやすくなると聞いたこともありましたが、うちの場合はライトを効果的に使うことができませんでした。
電動ヤスリで短くしていく人もいますが、うちの場合電動ヤスリで出たカスで断面図の色の変化がわかりにくくなってしまうので、ニッパータイプの方が切りやすかったです。
ももきちも爪切りよりも嫌がらずに静かにしていてくれました。
これもわんちゃんや飼い主さんによって好みの合うスタイルが違うから、いろいろ試せると安心ですね。
爪切り苦手なももきちもできた!爪切りに大事な「保定」
爪切りは嫌がる子も多いですよね。
ももきちもそうですが、実際にInstagramでも同じように悩んで「プロに任せちゃう」という人も多かったのです。
今回爪切りに大事なことは爪切りをするときの愛犬の姿勢。
犬にとって足をあげやすい体勢なのと、安全に爪切りをするために大事なのは「保定」でした。
爪切りをするのと反対側の腕の脇で愛犬の首と前足の間を抱え込んで抑えます。
こうすることで
- 犬から切られている図を見ることができない
- 犬が足をあげやすい
- 固定されていて動けないので諦める子も多い
と、ケガを防ぎ無理なく切りやすくなるのです。
実際にももきちもこれで落ち着きました(実際は二人がかりで1人が両手で保定してもう1人が切りました!)
落ち着いてくれたらご褒美。
切れたらご褒美と、褒めながらゆっくり切ることで、無事に家で爪切りをすることができたのです。
ちなみにこのときのご褒美はいつもあげているおやつの中でも、毎回あげてはいない、ももきちにとっても「少し特別なおやつ」にしています。
(うちはルナパンさんという週1回だけオープンするパン屋さんの手作り塩なしパンを小分けにして冷凍してあげています)
もしも血が出ちゃったらこんな対策を!
もしも血が出ても大丈夫です。
焦らずに飼い主が落ち着いてケアしてあげましょう。
- ティッシュかガーゼで出血部分を指の腹を使って強すぎない力でおさえて、最低3分止血する(出血が少なければ少し濡らしてから絞ると止血後はがしやすい)
- ティッシュをはがし、まだ出血するようならもう一度あてて5分止血する
- 止血したらケージやクレートに入れて少し落ち着かせる(運動しないようにする)
- 完全に血が止まっていることを確認できたら血で汚れた部分を水できれいにする
- ひどかったらケガの可能性もあるので病院へ行く
知っておきたい爪のこと
そもそも爪ってどんな役割があるのか実はよくわかっていないことに気づきました。
今回は改めて知っておきたい爪のことも学びたいと思います。
爪の役割
犬にとっての爪はとても大事な役割があるのです。
- 爪を使って地面に踏ん張ってバランスを取っている(スポーツ選手のスパイク的存在!)
- 指先を保護する
- 狼爪:おもちゃやおやつなどを前足で固定するときに使う
- 狼爪:体を掻く
そもそも犬の爪は常に出ているのは、犬の祖先である狼が狩りをするときに獲物に向かってより素早く走ってつかまえられるように、地面をふんばってバランスを取るためなのです。
ちなみに猫は反対に獲物に気づかれないように忍び足で近づいて、一気につかまえることから歩くときに足音が相手にバレないように、必要なときにだけ爪が出てくるのです。
爪切りをしないとどうなるの?
- 爪が伸びると中の血管と神経も伸びる → 一度伸びた血管と神経を切るには治療が必要になるのでこまめな爪切りがとても重要!
- 爪が肉球に刺さって痛い → 歩き方がおかしくなって体に負担がかかる
- 滑りやすくなる
- マットなどにひっかかる(カーペット、ソファ、自転車のかごの網目)
- 爪が折れて出血してしまう
- 顔や身体を掻くときに爪で傷つけてしまう
一度伸びた血管と神経を切るには治療が必要になってしまうので、自然に削れることがない狼爪の爪切りは特に重要!
また、犬にとってのスパイクシューズ的な爪は伸びてしまうと、本来の使い方ができずに反対に肉球を傷つけて体に負担をかけてしまったり、滑ってケガにつながったり、折れて激しく痛むときもあります。
爪で健康状態を見る!
愛犬が健康かどうかを爪でチェックする方法もあります。
- 前足や後ろ足での爪の伸び方の違い:片方の前足だけ爪の減りが早いならもう片方の足をかばって歩いているなど
- 爪付近の腫瘍や腫れ
- 爪付近の脱毛
- ニオイ
などなど「いつもと違う」サインがアレルギーや病気のサインであることもあるので、定期的なケアを通して「いつもの状態を知っておく」ことが大事ですね。
まとめ
今回調べてみてわかったこと
- 黒い爪でも断面を見ることでどこまで切るべきかわかった
- 狼爪は私たちが切ってあげないと短くならない
- 定期的なチェックが大事
- 案外ももきちの普通の爪のことを知らなかった
なので、大事なのは「自分でしようと頑張りすぎて嫌がる愛犬に無理やりしてしまうこと」でストレスをかけるのではなく、切るのはプロに頼ってもいいから、愛犬の爪の状態はこまめにチェックしてあげることだとわかりました。
うちも実際「今週こそ!」「あ〜今週出来なかった、、明日こそ!」と、どんどん後回しになってしまっていたのも事実。
爪が長いことで、歩くことが大好きなももきちの大事なスパイクシューズを上手に使えなくなってしまうことのないように、これからは定期的なケアを大事にしようと思いました。