ひび|愛犬との闘病生活で飼い主があげられるもの
親友のたみおが椎間板ヘルニアを発症してしまいました
ハロブルでも何度も協力してもらったももきちの大親友の「たみお」くん。
(たみおの記事①フレブルのアメリカタイプとヨーロッパタイプはこんなに違った! ②ブルさんバッグ|何持ってる?おさんぽバッグの中身が知りたい!〜たみお編〜)
先日たみおが椎間板ヘルニアを発症して緊急手術を乗り越えてくれました。
飼い主のゆうだいくんが「たみおの様子がおかしい」からInstagramで時系列で詳しく書いているのでぜひご覧ください。
フレブルはヘルニアになりやすいと知ってはいたし、病院の先生からは
奇形はやっぱり持ってるからできれば負担減らした生活をしてほしいけど、でもこの子はやんちゃ坊主でなかなか難しいかもだから、もしも様子がおかしかったら24時間以内に必ず来てください。24時間以内であれば対処できることがあるので。過ぎてしまうと歩けなくなることもあるので
と言われていました。
でもどこかで他人事のような気持ちを持っていたのも確かです。
3ヶ月しか年齢が変わらない大親友のたみおがヘルニアになってしまったことで「うちは全然対策できていなかった!」と反省して勉強をはじめました。
調べてみるとしつけが甘すぎた。
ヘルニアについてはいろいろ情報をいただいたり、学んだり、もう少し時間をかけて学びたいのでもう少しお待ち下さいね。
愛犬との闘病生活で飼い主があげられるもの
そこから発信されるたみおの毎日の頑張りを見ていてふと思い出すことがあります。
私が以前飼っていたチワワのちっぷのこと。
ちっぷは突然まっすぐ歩けなくなり、家具や壁にぶつかってしまうので部屋中にマットレスを敷き詰めて可能な限り一緒にその部屋でつきっきりで過ごしたこともありました。
結局ちっぷはそこから寝ているとき以外のほとんどの時間は右にぐるぐる回ってしまっていたので、お水やごはんを自分の力だけでとることが難しくなってしまったので、家族で小さい氷をあげてみたり、流動食にして注射器で流し込んだ毎日。
ずっと動いているからなにかにぶつかって目を怪我してしまうのでカラーは必須だし、ベロが出たまんまなのでよだれの量もすごい。さらにカロリー消費してしまうのに口からあまり食べられないからどんどん痩せていくので、カロリーの高い流動食を探すのが本当に大変でした。
手もかかるし、病院代もかさんでくるし、仕事の合間でケアする時間を作るのも大変。
くじけてしまいそうになる瞬間の方がきっと多かったような気がします。
でもたみおも、ちっぷも、辛そうだけどあんなに小さい体ですごく頑張ってくれる姿を目の当たりにすると、普段の自分の悩みなんて「もっと頑張れるんじゃないか」と情けなくなります。
あたりまえに頑張って、辛そうなときは必死に耐えて、少し余裕が出たら甘えてくれて、少し元気になると何もなかったかのように振る舞って私たちのほうが心配になったりして。
そんな姿を見ていると本当にかっこいいなぁと思うんです。
強くて、やさしい。
病気と闘うことは正直とても大変なことばかりだけれど、ちっぷとは病気があったからこそ絆が強くなったような気がしているんです。
家族だからこそ向き合えること、病気になった愛犬と一緒にそばで闘えること。愛犬の大変さは減るわけではないけれど、味方がいるだけできっと頑張れることがあると信じて。
ちっぷの担当医が話してくれたこと。
私たちが医療で助けてあげられることには限りがあります。
でも、ご家族が毎日ちっぷくんが何とかしてごはんを食べれるように、
ごはんをふやかして丸めたり、注射器で喉に運んであげられるようにしたり、
水が飲めないから小さい氷を溶かして定期的にあげたり、
そういった毎日の工夫は愛情がないとできないんです。
そして私たちの医療はそのご家族の毎日の愛情には敵わないんです。
ちっぷくんはきっと幸せでしたよ。
医療を超える力は、家族の愛情しかないと胸をはって。
そして。
今家族一丸となって毎日頑張っているたみお一家に愛をこめて。