マナー特集号|一緒に出かけるときのシチュエーション別マナー完全ガイド
これまでお散歩のときのトイレマナー編、イエロードッグプロジェクトなどリボンの色を知るマナー編とお送りしてきましたが、ついに今回はお出かけするときのマナーを改めて学びます。
ドッグラン、公園、イベント、カフェなど、愛犬を連れて一緒にお出かけするときに、改めて知っておきたいマナー。
調べてみると案外出来ていなかったというルールもあることが判明の衝撃でした。
わが家はももきちが以前混合ワクチンの副反応で顔の半分がボコボコに腫れ上がって以降、実は病院とともに日々の散歩以外出かける機会が少なければ毎年打たなくてもいいかも、どこか行くときに考えようと随時相談してきました。そのためほとんどイベントやキャンプなどに出かけていないのもあります。
今年は最低限の混合ワクチンであれば副反応は出ない確率が高いということで、打つタイミングを話し合っていますが、混合ワクチン必須かどうかは必ず確認するのと、ももきちを連れて行く場所も実は気にして、ももきち優先で出来る範囲を楽しんでいます。
ついつい知らないがゆえに自己流で突き進んでいて、気がつけば自分たちだけ楽しくて周りは迷惑していたなんてことがないように、しっかり知っておきましょう!のマナー編をお届けします。
- 共通しているお出かけ時のマナー
- ドッグランでのマナー
- 公園でのマナー
- イベント参加時のマナー
- カフェでのマナー
を、BULUBULUさんにもご協力いただきながらまとめました!
さらには必ず覚えておきたい「もしも愛犬が他の犬や人を噛んでしまったらどうすればいい?」までを勉強します。
こちらの勉強ノートは1週間限定で無料配布プレゼント中ですので、是非プリントアウトしてゆっくりご覧くださいね。
<PDFデータ>
目次
共通しているお出かけ時のマナー
どんな場所であっても愛犬を連れて行くところは公共施設。
無意識に「お犬様」になってしまうのではなく、大事なのは「犬が苦手な人もいる場所でお互いが気持ちよく過ごせるように配慮する」こと。
人間の私たちがあたり前にしていることを、愛犬に対してもマナーとして飼い主がリードしてあげましょう。
特にトイレマナーですが、自治体によっては犬のうんちを処理できず、悪臭やつまりの原因になるのでトイレに流してOK or 燃えるゴミで出してなどルールが違うのもあるのです。
まいどなニュース/「犬のウンチ」はトイレに流す? 流さない? 意見まっぷたつ「大丈夫です」「見事に詰まりました」…どうするのが正解か
施設のトイレにうんちを流すなどはせず、可能な限り持ち帰り自分の住んでいる自治体のルールに沿って処理するのを基本姿勢としていたいですね。
そしておしっこも出かけた先で飼い主も話に夢中になったり、イベントでは買い物を楽しんだりと目を離す機会も増えてしまいがち。そのためにはマナーベルトやカートに乗せるなどの配慮も忘れずに対策しておきましょう。
ドッグランでのマナー
愛犬が思いっきり走ったり、飼い主にとってもリフレッシュになるドッグランでも細かいルールがあります。
特に施設によって利用規約が設けられているので、改めてよく行くドッグランの利用規約を確認するのもいい機会ですね!
わが家が大好きな東京都の豊洲ぐるり公園のドッグラン。
夜景が本当にキレイで最高のリフレッシュタイムになるのでちょこちょこ行くのですが、最近こんな注意書きがドッグラン施設内に掲示、サイトにも書かれていました。
どうやらドッグラン外の施設への投げ捨てや回収忘れが多い模様。
…近隣施設への投げ捨て?!
たった1人のルール違反が続くことで大切な場所を奪うことにもなりかねないのです。
公園でのマナー
リードを外すドッグランではなくても公園でのマナーもあります。
公園によっては犬を連れて入ることができない場所もあり、その理由は公園により様々ですが市民からの苦情も大きな原因のひとつ。
公園はみんなが利用できる場所ではありますが、つまり小さいお子さんや、高齢者も安心して過ごせる場所でもあります。
愛犬がマナーを守ってリフレッシュできるように、親が子供を見守るのと同じように、飼い主も愛犬をしっかり見守っていたいですね。
イベント参加時のマナー
犬と一緒に入れるイベントが増えている中で、マナーについて考えさせられることも多いようです。
もちろんイベントによってルールが違いますので、代表的なもの&最低限守るべきマナーをまとめますね。
鼻ぺちゃ犬の特徴のひとつとして長〜くなるよだれや、ももきちも多い鼻水スプラッシュがありますよね。
ついつい私たち鼻ぺちゃ犬オーナーとしてはあるあるの光景ですが、お店の商品はもちろん、テーブルクロスやサンプルに飛んでしまうこともあります。しかもなぜかウェットティッシュで拭いたくらいではよだれの跡が消えないことも多いので、事前にこまめに拭くことを忘れずにいたいですね。
何よりも!!飼い主が楽しく過ごせるイベントであるからこそ、愛犬から目を離しがち。気がつけば「おしっこしてた〜!え、うんちしてた〜!」なんてこともあります。
「愛犬家のイベントだから自由でいいでしょ」ではなく、だからこそマナーを守ることでイベントがずっと続くような、犬のオーナーだけではなく周辺住民からも認められるものにしたいですね。
結果的にそれが自分たちの楽しみを守ることにもつながります。
カフェでのマナー
愛犬を連れてカフェや飲食店に行くときのマナーも改めて頭に入れておきましょう。
ここで大事なのは店的には愛犬OKにしていても、店内には犬アレルギーなどを持っている人もいるかもしれないということを頭に入れておくことです。
もし愛犬が他の子を噛んでしまったら?
もし自分の愛犬が他の子や人を噛んでしまったらどうすべきかご存知ですか?
「うちの子は絶対噛まないので」ではなく、万が一に備えて頭に入れておくことはとても大事なことです。
実際私も「ももきちは絶対噛まないよ」と思っていたので、噛んだらどうすればいいのか知りませんでした。
もしも噛んでしまったら
- まずは何より噛んでしまった犬や人への応急処置などの対応
- 飼い主の連絡先を交換
- 保健所や動物愛護センターへの連絡(東京都の場合)
です。
特に3の保健所や動物愛護センターへの連絡は忘れがちなので、ちゃんと覚えておきましょう。
まとめ
今回お出かけするときのマナー大全集として改めて学んだところ、ももきちに対してできていなかったこと、少しゆるく考えすぎていたことがわかりました。
こんな記事を見つけたのです。
マナーを守っているつもりでも愛犬から目を離しているうちに粗祖をしてしまっていて、気づかず通り過ぎてしまう方がきっと多いのかもしれないと思うのです。
そんなときに思い出すことがあります。
実は私は以前アーティストのマネジメントのお仕事をしていました。
ライブをするときの会場はお客さまからすると「アーティストのライブの会場」ですが、マネジメントや主催側からすると「お借りしている施設」なのです。
つまり、開催している中で起きたことは主催が対応して、借りたときのキレイな状態に、何もなかったように返すことで信頼関係になり、またその会場を使わせてもらえます。
私たちの合言葉は「借りたときより美しくして返す」でした。
音楽フェスでも参加者にゴミ袋を配布したり、ゴミの場所を目立たせてしっかり分別できるようにしていたりすることで、音楽フェスがずっと続けられるように参加者がゴミ拾いをしながら帰るということもありました。
広い会場でゴミが一つも落ちていないことを目標に、開催した自治体や周辺住民との間で決めたルールは参加者含めてみんなで守ることで音楽フェスが続いているものもあるのです。
マナーは9割が守っていても1割のわずかな人が破り続けるだけで「犬は...」となってしまいます。
「周りもしているし」ではなく「周りがしっかり守っているから」マナーを守るという世界に、鼻ぺちゃ犬から変えていきたいですね!
まずは自分から。
来たときよりも美しく、お互いが気持ちよく過ごせるように。