マナー特集|水をかけるだけじゃダメ?お散歩での正しいトイレマナーを学ぶ!
以前トイレマナーの勉強ノートで学んだこと。
散歩のときのトイレは「外でさせずに家でさせてから出る」が今の基本のマナー。
そこから少し時間が経ち、改めて気づいたトイレマナー問題と、ももきちで実践しているトイレマナー。
「おしっこは水をかけるだけじゃダメ?」
「持ち帰るだけじゃダメ?」
「電柱なら大丈夫でしょ?」
「マナーベルトさせて出るのは嫌だなぁ」
などなど、飼い主の心の声をふまえて、最新の正しいマナーや出来ることなどを理由とともに改めてしっかり学びたいと思います。
3歳のももきちに実践しているトイレマナーも一緒にご紹介するので是非最後までご覧くださいね。
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<PDFデータ>
目次
最新のお散歩マナーの基本は「外でさせないこと」
東京都の場合、東京都保健医療局が公開している「犬の飼い主の皆様へ」というサイトの中では下記のように書かれています。
つまり、
自宅でさせるようトレーニング&マーキングさせない
が基本ルール。
お出かけ、災害など様々なことを考えても「家のトイレで済ませるのが基本」ということまでがトイレトレーニングなのです。
また、お散歩の目的をトイレにするのではなく、犬と一緒にカラダを動かしてストレス解消して、社会になれさせることに考え方を変えることが大事ですね。
もしも外でしてしまったらどうすればいい?
しかし、普段お散歩で会う飼い主さんたちとこの件について話したときにも、マーキングが習慣になってしまっている子も多いのも現実。
では、もしも外でしてしまいそうになったときから、対策を考えていきます。
おしっこの場合
おしっこをさせないようにできる対策
- おしっこしたくなるきっかけのマーキングを避ける
- おしっこしようとしたら早く歩かせる、座らせておやつをあげるなどで気を紛らわす
- トイレシーツを用意しておき敷く
もしもトイレシーツもなく、我慢できなそうであればせめて人気の少ない土の上が理想です。
実はアスファルトは犬のおしっこのにおいがなかなか取れずに、鉄や木は腐食してしまうこともあります。
そしてもしもそれでも出してしまったら
- トイレシーツで可能な限り吸い取る
- クエン酸や重曹、木酢液などを溶かした「マナー水」でにおいを取る
- たっぷりな水で洗い流す
という対策が必要です。
もしもしてしまったら、何よりも一番近隣住民を悩ませている「しつこいにおい」対策をすることが大事なのですね。
ふと、自宅でももきちがおしっこを失敗してしまったときのことを考えてみました。
そりゃあもう必死ににおい消しをがんばりますよね。
もちろん、水をちょろっと流すだけの人はあまりいないと思います。
外とはいえ、この配慮が必要なんだと痛感しました。
ちなみにNHK「まるっと!みえ」のWeb特集では、信号機など鉄が犬のおしっこで腐る原因は水、酸素、塩分などが原因なので、水をかけるだけでは対策としては効果が弱いとのこと。
そもそも「できれば家でさせていく」回数を増やすことで、こちらも堂々と楽しむことができますね。
<マナー水の作り方>
水:500cc(ml)
クエン酸:大さじ1
これをペットボトルに入れてクエン酸が溶けるまで混ぜるだけ
ダイソーなどで売っているペットボトルキャップがシャワーになるようなものを付け替えてもいいですね!
犬のおしっこの主成分であるアンモニアはアルカリ性で、クエン酸は酸性なのでアルカリ性のアンモニアを中和してにおいを抑える効果があります。
さらには除菌効果もあるので、においを残さないためにはとても大事なものですね。
うんちの場合
おしっこ同様、可能な限り家のトイレで済ませるようにトレーニングしましょう。
外でしてしまったら
トイレシート、新聞紙、うんち袋でなどで直接キャッチするか、地面の汚れごと持ち帰る!
うんちの場合、においはもちろんですがもしも落ちているうんちを他の犬が食べてしまうと、うんちの中にいる「回虫」という寄生虫に感染してしまうことも!!
さらにそれは人にも感染するので、うんちは地面についた汚れも全部必ず持ち帰るようことが大事なのですね。
最新のももきちの散歩トイレマナー事情
ももきちのトイレマナー対策として、2つ気をつけていることがあります。
うんちしそうなタイミングでトイレバッグをすぐに出して直接受け止める
ももきちは外でうんちしてしまうことがちょこちょこあるので、うちは巾着袋にトイレバッグを広げておいて持ち歩いています。
そうすることでももきちが踏ん張り体勢に入ったタイミングですぐに出すことが出来るので、無事に直接キャッチできます。
個人的にはいろいろなトイレバッグを使いましたが、カインズの「マナー おさんぽパック」は、外のポリ袋とトイレに流せる紙袋の2枚が一部でくっついているので、2枚が離れないで使いやすいです。
家に帰り次第、すぐに紙袋をトイレに流しています。
「おしっこしたらお散歩に行ける!」を伝えるべくおしっこさせる
ももきちは昔からマーキングはほとんどしません。
なので、おしっこをするときもマーキングでちょろっとではなく、大ションなのです。
だからこそ、家で事前にトイレで「ちーちー」と伝えて待っていると、おしっこをしてくれるので、散歩前にさせることで大ションタイミングをずいぶん減らせました。
また、おしっこしそうになっても多少は歩かせて大丈夫とのことなので「そこはダメ!!」って場所ではさせないよう、急ぎ足で通過するようにしています。
それでも時々してしまう大ション。
家にあるクエン酸でマナー水は作って持ち歩こうと思いました。
お散歩時のトイレマナー問題を知る
そもそも自治体で決められたルールさえ知らない!ということで、DMで「住んでいる市区町村で犬のトイレマナーについて書いているよ」と教えてもらい、私たちが住んでいる世田谷区で調べてみた。
すると
と書いていました。
「住んでいる市区町村 犬 マナー」などで検索して一度調べてみると良いですね。
神社の鳥居がおしっこで腐食し囲われる&犬の散歩禁止に
日テレNEWSの「【犬の散歩“マナー違反”】イエローチョーク作戦広がる」では、埼玉県のさいたま市の氷川神社では、犬のマーキングが原因で鳥居が腐ってしまったようです。
そのため、鳥居は囲われることになり、さらには犬の散歩も禁止されてしまいました。
神社の境内や、重要文化財であるからこそ飼い主がマナーを知っておくことが大事ですね。
ももきちの散歩時に感じたトイレマナー
今回トイレマナーを学ぶことでももきちの普段の散歩の中でも気づいたことがいくつかありました。
学ばなければ「みんなそうでしょ?大げさでしょ?」的に考えてしまっていたところもあった私自身の考えも「一緒に生きる」ためにマナーを守る配慮の大切さを噛み締めたのでご紹介しますね。
朝の散歩で注意されてしまった話
ももきちが2歳くらいの朝散歩のときに住宅街の家の端っこでしてしまったうんちを取って水で流していたときのこと。
たまたまその目の前の家の人がいて「できるだけそこでおしっこさせないでね。いつも水びしゃびしゃで」と注意されてしまいました。
正直私はおしっこしたら水をかける、うんちをしたら取って持ち帰り、したところは水で流す、で十分なマナーだと思ってしまっていたところがあったのです。
でも確かにこれはそもそも絶対にうんちをさせてはいけない場所。
水を流したら良いわけではないのは絶対ですね。
水を飲ませようとしゃがんだときに感じたおしっこのにおいのひどさ
ももきちは散歩中によく水を飲みます。
いつも水を飲みたがる場所が決まっていることも多いので、その場所にしゃがんで水をあげていると、不意にものすごいおしっこのにおいが。
ももきちはしていないし、付近で濡れているところも見当たらない。。。
きっとアスファルトや電柱に染み込んでいるおしっこのにおいがこんなに充満していることを始めて知りました。
正直そのにおいがとても強烈だったのです。
そのときやっと「近隣住民は悩みの種になる」ことを痛感しました。
以前ハロブルで学んでから気づいた近所の電柱の変色
それから散歩中にも電柱や柱などを気にしてみると、確かに電柱が変色しているところも多く見かけることに気づきました。
特に実はわが家の前の電柱も変色していることに気づいたのです。
そのため、電柱の足元にはカバーしてあるものや「おしっこさせないで」の看板があることも多い。。。
気づこうとしない限り、なかなか気づけていなかったのです。
でもトイレしている一瞬に気が付かないこともありますよね
お友達同士や家族でも話に夢中になりすぎて、ももきちがおしっこしていることに気づかないことが、実はこれまでに何回もありました。
そして、普通に散歩しているときにも油断しているとカピカピのうんちが落ちていることも少なくありません。
家の前にされていたことも1回あり、ももきちの袋で取って掃除しました。
正直最近うちの近くではうんちが落ちていることが多いなという印象があって「糞をさせないで」という手作り看板設置している家も、前より増えた気がしています。
愛犬はかわいいもの。
でも「犬は好きだけどおしっこのにおい取れなかったり、うんち落とされていることもあるからなぁ」と、嫌がられる前に飼い主が気をつけられることをしっかり守りたい。
きっとそれが、人のことが大好きなももきちが思い切り挨拶できるような環境につながるのかもなとも思いました。
近年広がるイエローチョーク作戦
近年全国に広がっている「イエローチョーク作戦」をご存知でしたか?
放置された犬の糞を減らすために黄色のチョークで周りを囲み、見つけた日時を残すことで「放置しないで」を、飼い主に意識してもらう取り組みです。
警告用紙だけだった以前はほとんど効果がなかったようですが、イエローチョーク作戦後は糞がなくなっていることも増えているという報告もありました。
住民参加型の取り組みとして注目されているくらい、犬というよりむしろ飼い主のマナー問題は、いろいろな対策がされていることを改めて痛感するのでした。
まとめ
以前アップした勉強ノートの内容を見返し、最新の情報をリサーチしてみると地域住民が自分たちの手で対策に動いているところが多いことを知りました。
平成22年度の内閣府の「動物愛護に関する世論調査」では、ペットを飼育することでの迷惑なこととして圧倒的に一番多かった意見が「散歩している犬のふんの放置など飼い主のマナーが悪い」でした。
「環境省の「人とペットの災害対策ガイドライン」を学ぶ」でも学びましたが、犬も人と同じで環境の中で生きていく存在。
お散歩は私にとって良いことばかりの大好きな時間。
散歩していると、すれ違った女性がももきちを見て「おはよう」と言ってくれたり、お友だちのわんちゃんに会えたり、ただの「散歩」だけじゃないこともたくさんありますよね。
だからこそ。
マナーを守ること = 飼い主としての責任
という考え方ではなく、マナーを守ることで「お互いが」気持ちよく生活できるために気をつけられるところからはじめるという考え方にすることで、今回の勉強結果がすんなり入ってきました。
私の出身は群馬県の田舎です。
昔は散歩するときにも正直それほどトイレマナーなんて気にしていなかったようにも思いますが、マナーの形も変わっていっていると思うのです。
私が思っていたマナーが正しいマナーではなかったことも、今回のことに限らず、情報や知っていることをアップデートしていかなきゃいけないこともあると思います。
きっとこれは年を重ねていくときこそ、大事にしなければいけない感覚だなということを、40歳超えて日々感じるようになりました。
「犬と一緒に生きていく」ためには、やはり日々の学びがとても大切なのですね。