ペットロスがくれるももきちとのあたりまえの「一緒の」時間
関東地方は今日梅雨入りした。
梅雨入り前本気の暑さが続いていたから、頑張って早起きしていた。
早起きと言っても私は7時前に目を覚ますのが精一杯(遅)
その時間に散歩に出ると、同じように散歩している飼い主さんとわんちゃんも多いし、人も外に出ているから嬉しい出会いもある。
この前は庭作業しているおばあさんに初めて会った。
ももきちはおばあさんを見つけて、嬉しそうに笑顔でおばあさんに熱烈な視線を送った。
「ほら、行くよ」と言っても動かないももきち。
すると、おばあさんがももきちに気づいて「待っていてくれてるの?」と、出てきてくれた。
ももきちは全身で大好きアピールをして飛びついてしまうので、ほぼリードの根本を持っていると
おばあさんは笑って「おはよう〜待っててくれてありがとうね〜💛」とももきちをなでてくれた。
おばあさんにお礼を言うと
「うちも前は犬飼っていたんだけどね」と、少しだけさみしそうな顔をしてくれた。
「そうなんですね」なんて少し話をしてから、
おばあさんは
「また会おうね!いってらっしゃい!」と見送ってくれた。
最近のリビングでの仕事はすっかり居心地が良くて、ももきちはやっぱり決まってソファの私におしりをくっつけて眠る。
疲れたらももきちを枕に横になる。
私は集中すると水分を摂るのも忘れるくらい、入り込んでしまう。
前「タバコ吸ったほうがいいよ?」といっしょに働いてる人にいじられたこともある。
だから今は一段落したり、少しつかれたときには意図的に休むようにしている。
ももきちは嫌がるどころか「どした?休憩?」的に一瞬起きてまたすぐ眠って枕をしてくれる。
もしかしたら、わかっているのかもしれないな。
タバコは吸わないからももきちの存在がありがたいのだ。
ももきちは夕方になればお散歩の時間でアピールして、
「まだ暑くて無理よ」と少し放っておけば諦めてまたおしりをくっつけて眠る。
作業BGMにまじってるももきちのいびきが、とっても愛おしいのだ。
「フレブル 平均寿命」が人気の検索キーワードにあることをいつも気が付かないふりをする。
昔飼っていたちっぷ含めたチワワファミリーは
- ママ(ちょこ):14歳
- パパ(ちっぷ):9歳
- でぇる(息子):17歳
- くっきぃ(息子):17歳
と、でぇるとくっきぃは奇跡の長生きをして、うちの母をずっと支えてくれた。
病気になったちっぷは短い命だったけれど、彼なりに一生懸命生き続けた9年だった。
ももきちは、あとどのくらい一緒にいることができるだろう。
私はあとどのくらい、彼のおしりの温度を感じて、いびきの音をBGMに仕事ができるだろう。
あとどのくらい、ももきちとくっついて休憩できるだろう。
あとどのくらい、一緒にお散歩できるだろう。
ももきちを迎えてから3年。
インスタでつながっている方々含め、周りではフレブルの旅立ちのニュースもよく目にする。
ペットロスの悲しみの深さを知っているからこそ、いつも心が痛い。
とはいえ毎日に戻れば「一緒にいられるのも限られているから」と、特別な接し方をするわけでもない。
でもふとしたときにちゃんと思い出していたい。
愛犬との暮らしには限りがあること。
人もだけれど、いつかは必ず別れがくること。
後悔しないなんて無理だから、せめてできることをできるときにちゃんと。
一緒に遊ぶ、一緒に休む、一緒に食べる、一緒に出かける、一緒に友だちと会えて喜ぶ。
毎日の中にあたりまえにあるももきちと「一緒に」の時間を、スマホも置いてしっかり作ろう。
ペットロスの気持ちは決して消えることはない。
今でもちっぷ含めうちのチワワ’sに会いたくなるときもある。
だけど、その分ももきちと「一緒」のあたりまえの時間をちゃんと過ごそうと思える。
いつか、私の父が亡くなったときに当時の上司に言われた大切な言葉。
「亡くなった人は必ず何かを遺していくから。僕らはそれを一生かけて宝探しするんだよ」
犬も同じ。
彼らがくれる「宝」がきっと、ももきちと「一緒に」あたりまえに生活できることを、より幸せに思わせてくれるのだろう。
さて。ももきち!雨があがりそうだよ!
今日は涼しいから、朝行けなかった分もはりきってお散歩行こうね。
グダグダもしようね。
そして欲を言えば、フレブルの寿命の新記録を更新するくらい長生きするんだよ。