フレブルともだち たみおとももきちの桜お花見さんぽ|ももきちがくれた時間
この前フレブルつながりのお友だちのたみおの飼い主ご夫婦から「多摩川の土手の桜並木がきれいだよ〜お散歩いこ〜」とお誘いをいただいた。
在宅の私は仕事を早めに終わらせて、夕方からももきちを連れて車で2人でお出かけした。
多摩川の土手は本当にきれいだった。
散り始めた桜は桜吹雪になっていて、お散歩している人が多くてたくさんのワンちゃんとすれ違う。
犬を飼っている人はすれ違うときに「こんにちは〜」と挨拶することが多い。
これは東京でももきちと散歩するようになって気づいたこと。
たみおの飼い主のご夫婦が
「たみおがいなかったら、こんなキレイな景色知らなかったかもなぁと思うよね」と言った。
私もそう思う。
ももきちがいなかったらこんな風にお友だちになれていなったかもしれないし、多摩川の土手でお花見散歩することもなかった。
「ももきちのリード持ってみたい〜」と言ってくれたので、預けてみた。
ももきちは本当に本当に嬉しそうにはしゃいでいて、リードを預けてからも嬉しそうに走った。
でも少し走ると立ち止まって振り返って私を探してくれてることに気づいた。
ももきちはリードを離してドッグランで走らせるときにも、少し走ったらどこにいても探して戻ってきてくれる。
変な話、もし散歩中に私が倒れてリードを離してしまっても、ももきちは戻ってきてくれると思ったりもする。
「ももきちは早くおいで〜って待ってる子なんだね〜♡」と笑ってくれた。
これは、この夫婦がいなかったら気づかなかったかもしれないももきちの私たちへの愛情。
ももきちがいなかったら、知らなかった。
この2人がいなかったら、知らなかった。
ももきちは他の犬と積極的に遊ぶ子でもない。
最初の挨拶をしないことだってあるし、近づいたらすぐ離れることもある。
犬よりも飼い主さんの方が好きなのだ。
でもそんなももきちがずっと遊んでいる大好きな友だちのたみお。
性格も全然正反対くらい違うのに、2人はずっと遊んでる。
たみおがいなかったら、ももが犬によっては大好きな子もいるんだってことを、知らなかった。
私はまだまだ知らないことだらけだ。
いつか私の父が亡くなったとき、当時の上司が私に
「亡くなった人は必ず何かを遺していく。俺たちはそれを一生かけて宝探しするんだよ」と言ってくれた言葉を今も大事にしている。
今生きてて一緒にいることができる限られた時間の中で、少しでもいろいろなものに触れて、いろいろな人と出会って、いろいろな経験をして、まだまだ知らないももきちをたくさん見ていきたい。
私たちに向けてくれるももきちからの愛情をちゃんと気づいて受け止めて、答えてあげたい。
たみお夫婦はいつもそんなきっかけをくれる。
お散歩は本当にいいものだと思う。
犬にとってのリフレッシュだけではなく、飼い主にとってのリフレッシュでもあって、愛犬の知られざる一面を知るきっかけでもある。
これからもいろんな場所に行って、いろんなことしようね、ももきち。
たくさんの景色を見せてくれて、本当にありがとう。