どんな風に決めればいいの?フレブルのごはん「1日の回数と量」編

フレブルにあげる1日のごはんの回数と量。
そういえばパッケージに書いてあるままとか、ブリーダーさんに言われたままという方がほとんどではないでしょうか?

我が家の愛犬ももきちもパッケージに書いてある量をベースに、ももきちの便を見ながらあげる量を調整してきました。

そこで、当サイトとももきちのインスタアカウントにて「ごはんを一日何回あげているか」のアンケートを実施したところ、成犬のほとんどの場合2回だったのですが、中には「ダイエット対策に3回にしてる」「朝吐いちゃってること多いから今は3回あげてる」などの声が!

これは、ごはんを増やした方が良いケースについてしっかりと理解しておく必要があると感じました。

さらに2回あげている方の多くは「仕事で留守にしてしまうから2回しかあげられない」という状況があるようで、ももきちが成犬になる頃の我が家も同じ状況でした。

そんな方のためにも回数を増やさないでできる対策についても学んだ結果をまとめます。

ごはんに関してはフード選びも永遠の悩みテーマでもあり、アンケート結果を元にシリーズ化してごはんについて定期的に発表していきますね!

まずは1日のごはんの回数と量をまとめましたのでぜひご覧ください!

目次

1.ももきちアカウントでの「1日にあげるごはんの回数」アンケート結果発表!

ももきちのインスタ公式アカウントと、当サイトの公式アカウントにて「1日にあげるごはんの回数と理由」についてアンケートを取らせていただきました!(ご協力いただいた方々本当にありがとうございました!)

その結果は下記の通りです!

「1日にあげるごはんの回数と理由」アンケート結果

1位 2回(60%)
・仕事がある
・飼ったときからずっと2回
・ブリーダーさんや獣医に言われて
・犬の本を見て2回に

2位 3回(40%)
・ダイエットのため
・朝吐き戻していることがあるから

ももきちの場合、子犬時代は3回あげていましたが、成犬に近づくにつれて徐々に2回目にあげる量を減らしていき、今はごはんは朝晩の2回です。

圧倒的に2回の方が多かったことに安心したのと同時に、3回あげている方々の理由について「もっと知っておかなければ」と感じたので、今回はここを勉強していこうと思います!

2.ごはんの回数について学ぶ!

今回は

・ごはんは1日に何回あげればいいの?
・なぜ子犬とシニアでごはんの回数を増やすの?
・成犬でもごはんの回数を増やすべきケース
・ごはんの回数増やしたいけど仕事などで難しい場合にできること

を順番にご紹介します。

2-1.ごはんは1日に何回あげればいいの?

フレブルに1日であげるごはんの回数は、子犬、成犬、シニアでそれぞれ変わります。

年齢1日の食事回数間隔
子犬(〜11ヶ月)3回〜4回3回:7〜8時間
4回:4〜5時間
成犬(1歳以降)2回〜3回2回:12時間
3回:7〜8時間
シニア(6歳以降)3回〜4回3回:7〜8時間
4回:4〜5時間

成犬になると2回にする方が多い一方、子犬やシニアでごはんを増やしたり、成犬でも3回にする理由が知りたくなりました。

2-2.なぜ子犬とシニアでごはんの回数を増やすの?

食事をすることは栄養を摂ることではありますが、子犬やシニアになってくると消化機能などの体に負担がかかったり、一度に食べられる量が少なくなります。

子犬はまだまだ消化機能が発達している最中ですので、一度にたくさん食べることができず、多すぎる量は体に大きな負担をかけてしまうだけではなく、お腹が空く時間が長くなると低血糖になってしまう子もいるのです。

成長するためにたくさんの栄養素を摂る必要があり、負担をかけずに適切に摂るためには食事はこまめにあげる必要があります。

反対にシニアになると消化機能を含めた体の機能が低下したり、食欲が落ちていくこともあるので、体への負担を考えると少ない量を何回かにわけて食べるようにするなど工夫してあげたいですね。

そのためにはより効果的に栄養を摂れる良いフード選びも重要になってきますので、改めてご紹介していきます。

2-3.成犬でもごはんの回数を増やすべきケース

それでは成犬でも3回などに回数を増やすべき下記のケースもあるのです。

・胃腸が弱い&早食いの子
・太り気味の子
・少食の子

フレブルなど犬はごはんを食べると血糖値があがり、時間が経つごとに減っていきます。

食事の回数を増やして血糖値の動きを落ち着かせることで愛犬の体の負担を減らし、より効果的に栄養を取り込み、エネルギー消費できるのです。

2-3-1.胃腸が弱い&早食いの子

胃腸が弱かったり、早食いをしてしまう子の場合は1度に食べられる量を減らし、あげる回数を増やすことで体への負担を抑えることができます。

空腹の状態が長く続くと成犬の場合でも吐いてしまうこともあるため、回数を増やすことで空腹の時間を作らずに、より効果的に栄養素を補給することができるのです。

2-3-2.太り気味の子

人間と同じで、フレブルもお腹がすいている時間が長くなると、その後に食べたものが体に吸収されやすく、蓄積されやすくなってしまうのです。

少ない量を定期的に食べることで継続的にエネルギーを消費でき、代謝が良い状態を作ることにもつながります。

2-3-3.少食の子

1回で食べられる無理しない量にし、1日に必要な量の分の回数にわけてあげることで愛犬もストレスを抱えることなく、無理せずに食べることができます。

ただし、どの場合でも愛犬にとってどんな形が正解なのか、一度かかりつけで先生とも相談しながら決めていけると良いですね。

2-4.ごはんの回数増やしたいけど仕事などで難しい場合にできること

愛犬のことを考えると「ごはんの回数を増やしてあげたいけど仕事もあってなかなか難しい」という方はアンケート結果でもとても多い理由でした。

確かに共働きなど家族の状況次第では難しいこともありますよね。

では、そのような場合にどんなことをしてあげられるのか調べてみました!

2-4-1.ふやかしてあげる

フードをふやかしてあげることで、食道や胃への負担を減らすことができます。

実際ももきちもよく朝方トイレに吐き戻してあることも多く、先生に相談したところ「ふやかすのを続けられるならふやかした方が良いのかもしれない」というアドバイスもあり、続けています。

彼はその後吐き戻しすることはほとんどなくなりました!

その理由として一番はももきちの早食いを防げているというところにある気がしています。

カリカリのフードをあげていたとき、ももきちの早食いさはこちらもびっくりするほどでしたが、ふやかすほどで倍以上の時間をかけて食べているのです。

さらに、ふやかすことでにおいが強くなるので、より嬉しそうに欲しがるのと、寒くなると水分量がぐんと減ることからも、ももきちのフードはふやかし続けています。

2-4-1-2.正しいふやかし方

ももきちのフードをふやかしているとはいえ、「正しいふやかし方」を調べたところいくつか間違えていたやり方だったことがわかりました!

フードの栄養素を効果的に届けるために、ちょっとしたことを覚えておく必要があるようです!

ドライフードの正しいふやかし方

①40℃のぬるま湯を用意する…熱湯は栄養素を壊してしまう!
②フードにひたひたくらいにぬるま湯を注ぐ
③フードがふやけるまで15分くらい放置…それ以上ふやかすと脂肪分の酸化を早めて雑菌が繁殖しやすくなる。。。栄養成分の破壊も進んでしまうので20分以内に
④スプーンや手で形を崩す

<これはダメ!>
・作り置き…脂肪分の酸化と雑菌繁殖につながってしまう
・熱いままあげる…やけどの原因に!
・牛乳などでふやかす…栄養素が多過ぎてしまう

2-4-2.時間をずらす

空腹の時間を出来るだけ少なくするために、どちらかの時間を少しずつずらしていくことも効果的です。

もしも朝方に吐いていたりする場合は、夜のごはんの時間を少し遅くして夜ご飯から朝ご飯までの時間を短くすると良いでしょう。

2-4-3.自動給餌器(じどうきゅうじき)を使う

ふやかすこともあり、今まで自動給餌器は検討してこなかったのですが、調べてみると今はウェットタイプにも対応していたり、スマホで操作することができたり、カメラ機能がついたものもあることがわかりました。

いたずらで盗み食いしないために工夫されているものもあるようなので、是非検討してみるのも良いですね。

3.ごはんの量について学ぶ!

ごはんの量も毎回愛犬の体重や、体の肉付き、便の硬さなどで探り探りでしたが、愛犬の年齢や去勢手術の有無などでも異なります。

計算方法もありますが、よりわかりやすく調べるために日本動物医療センターのペットの1日のフード量計算サイトが便利ですので是非ご利用ください。

パッケージに記載されている量はあくまでも目安なので、一度必要な量を調べておきたいですね。

ももきちの場合、今あげているフード(ブラックウッド ラム)で今あげている量だと規定より少ないことがわかりました!

体重は今の体重が理想体重のようなのでキープしつつ、食事の量は今は70gずつなので、もう少し増やしても良さそうです!

3-1.適切な量かの確かめ方

ごはんの量が愛犬にとって適切な量かどうか確かめるポイントです。

・体重が増えていること→量が多い
・便が硬い(コロコロ)→量が少ない
・便がやわらかい→量が多い
・便がトイレシートに少し残る程度→ちょうどいい

愛犬のベスト体重と便の硬さなどで体と向き合いながら見極めてあげたいですね。

4.ごはんをあげる時間についての2大悩み

ごはんをあげる時間について「なんとなく自分の家のルールでやってた」という方も多い疑問2つについても調べてみました!

4-1.ごはんをあげる時間を決めるべき?

A.時間を決めることは犬にとって重要だが、決まりすぎると守られない時にストレスとなることもある。大切なのは愛犬とのごはん前後を含めたコミュニケーション!

犬の体内時計は優秀です。

だからこそ決まった時間にあげることは愛犬の新陳代謝や消化機能の働きも整うのでとても重要なこととなります。

しかし反対に守られないと愛犬にとってストレスとなってしまうことがありますので、大事なのは「ごはんをあげる」前を含めた愛犬とのコミュニケーションです。

時間があまりにもバラバラすぎると体に負担をかけてしまうことにもなるので注意が必要ですが、出来るだけお互いがストレスを抱え過ぎないように、コミュニケーションを取る時間も大切に考えたいですね。

ももきちの場合、ごはんの時間はある程度決めていますがどうしても守れなそうな場合は、可能なタイミングで一度家に戻り少しごはんをあげてから出るなどで工夫しています。

4-2.散歩の前後で時間をあけるべき?

A.フレブルは呼吸が苦手なので、たくさん呼吸したり、興奮するような散歩の前後ではできるだけ少し休ませてあげると良いでしょう。

休ませてからあげることで、胃拡張や胃捻転のリスクを低くさせることにもなります。

ももきちはやんちゃ坊主なのでごはんの時はケージで食べ、食べ終わるとそのままケージで休ませるようにしています。

5.まとめ

・成犬では2回が一番多い
・2回の場合間隔は12時間が目安
・胃腸が弱い、早食い、太り気味、少食の子は一度の食事の量を減らし回数を増やすことで体の負担減らせる
・回数増やすのが難しい場合はふやかす、時間をずらす、自動給餌器を使うなどで対策を
・正しいふやかし方で大事なのは熱湯ではなくぬるま湯で15分以内でふやかすこと
・1日の適切なごはんの量は一度計算しておく

「子犬だから」「成犬だから」だけではなく、愛犬の体調や性格、食べ方などに応じて、できるだけ体に負担がかからないように工夫してあげられるよう、愛犬とコミュニケーションを取りながら決めていきたいですね。

犬はごはんの量ではなく「ごはんをもらえたー!」ということに幸せを感じるそうです。

確かにももきちもごはんを用意し始めるとケージに入ってみたり、キッチンの前でおすわりしてみたり、ソワソワと待ちきれずにワクワクし、ルンルンでごはんを食べ始めます。

「ごはん食べる?」と聞いた時にキラキラした目でこちらを見てくれることに、こちらはとても愛おしくなりますね^^

ご飯だけではなく、少しでも彼が幸せを感じられるようもっと今以上に大事にコミュニケーションを取っていこうと感じた結果となりました。